むし歯や歯列不正などの歯科疾患がある場合、噛みにくいところでは自然と噛まなくなるため、どうしてもかみ癖が生じます。噛み合わせ異常は、正常な咬合咀嚼運動機能を阻害し、頭位の位置を変化させ、下部の脊椎症状を始め、姿勢異常をきたすため、さまざまな全身症状を引き起こします。噛み合わせの異常については、歯科機械により咬合診断が必要です。
かみ合わせ異常の場合、何が起きるかといいますと、まず噛んでいる側、噛んでいない側があり、噛み過ぎていると、かみ合わせの高さが右と左、前と後ろが変わってきます .そうすると、低いところと高いところ、右が高い、左が低い、という形になり、高低差が出来、低い方に頭がズレるような結果になってきます。ズレてくると、ズレを補正するように反対側の筋肉が緊張する。緊張することでどうなるかというと、肩こりが起きる、筋肉緊張線のズレが起きてきます。それで、頭の位置が常時、右や左に倒れていると、こんどは脊椎がいつも同じ方向にねじ曲げられている形になります。
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歯科疾患と全身症状の関係は、古くて新しい課題でありますが、医療器機の急速な進歩とともに近年、解明されつつあり、(咬合関連症・顎関節症)などとして、最近TV・新聞・雑誌メディアなどで取り上げられる機会が増したため、その実態が次第に明らかとなってきました。それに対する社会的注目度も高まってきましたので、ご存知の方も多いと思います。
咬合関連症候群がどんどんつづいてくると、顎関節等によって、さらに関節円板が破壊されます。破壊されることによって、ストレスが耳にかかったり、脳にかかったりということになってきます。
そのために、関節そのものの症状が起こってきます。その関節そのものの症状というのは、口が開き難い、閉じ難い、顎の音がする、顎の痛みがある、こういう症状になってはじめて歯科の病気ではないかと感じるようになってきます。
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