1.根の治療
根の治療を行います。出来るだけ根の治療で改善できるように治療を行います。根の中がきれいになった状態で薬を詰めて経過をみます。膿の袋が小さくなる傾向があればそのまま被せものをしていきます。ただし、被せものをした後に再び、膿の袋が大きくなることもあります。その場合は被せものをそのままに歯根端切除術を行うことが可能です。
『マイクロモーター』
2.CTレントゲン撮影
CTレントゲンを撮影し、3次元的にどの根の、どの部分が原因なのか確認します。極力傷口が小さくて済むように部位を特定します。
3.根の先の袋を取り出す
歯茎に麻酔をして、膿の袋を取り出します。拡大鏡を使い、細菌や膿の袋が残らないようにきれいに取り除いていきます。また、汚れが多く残っている部分はピエゾサージェリーで超音波振動を加えながら、洗浄します。
4.根の先端を切断し、セメントで埋める
感染源となっている根の先端を切断します。切断した歯の面には歯が再生しやすいセメント(MTAセメント)を詰めます。膿の袋によって根の先端の骨が大きくなくなっている場合は骨を再生させる膜を置きます。その後歯茎を元の位置に戻し縫合します。翌日に傷口に消毒と問題が無ければ7~10日後に糸を抜きます。
『マイクロモーターハンドピース』
5.骨ができるのを待つ
溶けてしまった骨が完全に戻るのは6か月近くかかります。ただし症状が無ければそのまま経過観察となります。
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