落合邦康教授(日本大学)と岡本尚教授(名古屋市立大学、細胞分子生物学)らは、HIVが潜伏している免疫細胞に酪酸を含んだ歯周病原菌の培養液を加えたところ、ウイルスが急激に増殖することを実験で確認しました。
歯科 タービン 滅菌
42,171名の閉経後女性を3年間調査したNurses Health Cohort と3,921名の女性を10年間調査した Leisure World Cohort の大規模な縦断調査の結果では、ホルモン補充療法(HRT)を行った女性ではその間に喪失した歯が 少なかったことから全身的な骨粗鬆症治療が歯の保存に効果があることが示されました。
エアータービン
落合教授に よると、「HIVの感染に気づいていない人が、歯周病をきっかけに発症する恐れがある。今後はマウス実験や疫学調査で 実態を解明したい」と話しています。骨粗鬆症は全身の代謝疾患であり、一見口腔環境と関連がないように見えますが、上記に示した研究のように、 両者は相互に関連していることがわかります。最近では、米国骨ミネラル学会で出版された教科書でも歯周病の項目が加わり、骨粗鬆症と歯科疾患の関連性がより明らかに されることが期待されています。
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