妊娠による身体の変化はお口の中にも現れることがあります。ホルモンバランスの変化・つわりや食生活のパターンの変化などがお母さんのお口の中の環境を悪くしてしまうことがあります。
『オートクレーブ』
1.歯肉炎・歯周炎
妊婦さんは、歯肉炎や歯周炎の方が比較的多くいます。妊娠したとたん、出血しやすくなったという方が50%というデータもあります。
間食・食事の増加や、つわりなどによって歯みがきが充分にできないという理由や、妊娠するとだ液量が減ってしまうということが理由として考えられます。反対に、虫歯菌や歯周病菌は増えるのでそれらの菌によってプラーク(歯垢)が作られてしまいお口の中をネバネバにしてしまうのです。
2.妊娠性エプーリス
歯ぐきにできる良性の腫瘍で、妊娠3か月頃からみられることがあります。
強い赤みを帯びて、出血しやすいのですが、出産と共に小さくなって自然消失する場合もあります。
原因としては外部からの刺激と感染による炎症性刺激に加えて女性ホルモンの変化による内部からの刺激によるものが大きく関わっていると考えられています。
.虫歯
虫歯になってしまう理由は妊娠前と妊娠中とでは、基本的に変化はありませんが、女性ホルモンの増加によってだ液の量や質が変わってしまったり、つわりなどの影響でお口の中の環境が悪くなってしまい虫歯になってしまうケースが多々あります。虫歯菌は、お母さんのだ液を介して感染します。生まれてくる赤ちゃんの為にも虫歯菌の少ない環境を整えてあげましょう。
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