インプラントとは、体内に埋め込む歯科機器や材料の総称です。歯を虫歯や歯周病、外傷などで失った場合に、チタン製の人工歯根を埋め込んで、骨と結合させ、人工の歯を取り付ける歯科治療のことはインプラントと言います。 入れ歯に比べると自分の歯に近い感覚で咬むことができるようになります。構造は、アゴの中に埋め込むフィクスチャー、歯の部分にあたる上部構造、それらを連結するアバットメントの3つの部分から構成されています。
『オートクレーブ』
インプラントは、他の治療法よりも費用的には負担になるかもしれませんが、 他の健康な歯を削ったり、他の歯に対して負担をかけることがありません。また、違和感も少なく、よく咬め、取り外しをしなくてもいいなど多くのメリットがあげられます。 どのような利点、欠点があるかなどを含めて分かりやすく説明し、患者様にご理解して頂くことが重要だと考えております。
インプラントの発展というと、 ヨーロッパでは上顎に鉄製のインプラントが埋まっている紀元3世紀頃のローマ時代の人骨が発見されています。また、中南米では下顎に貝で作られたインプラントが埋まっている紀元7世紀頃の人骨が発見されています。このように、インプラントの歴史はとても古いのですが、確実な治療法になったのは比較的最近です。
インプラントの材料というと、咬合力に耐えられる強度があり、生体親和性が高く、骨との結合することから、現在インプラント材料としては、主にチタンあるいはチタン合金が使用されています。インプラントと骨との結合を促進する目的で、インプラント表面を様々に改変したインプラントが多く用いられています。
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