日常生活の中で、夢中になって本を読んだりテレビを見ているときに、口をポカーンと開けて上下の歯の間に舌が出ていたり、飲み込むときに舌を突き出し、歯を押すような動きをすることがあります。これを舌癖といいます。舌癖のある人は、いつも舌が口の中で低い位置や前方にあり、歯を押しています。そして飲み込むときに、さらに強い力で歯を押し出します。鉗子や口腔内カメラなどで口腔内を一応チェックしてから、他の歯科インスツルメンツの協力で矯正などができます。
舌癖という異常ですが、ご自分でも簡単にチェック出来ます。チェック方法は簡単です。まずは鏡と水をいれたコップ を用意してください。下記の項目を試してみて、該当したものをチェックしましょう。
『歯科用品』
1. 普段の舌の位置は歯と歯の間から出ているあるいは下の前歯を押している。
2. 舌の脇に歯形のようなへこみがある。
3. 口唇を閉じて鼻だけでしばらく呼吸をすると苦しい。
4. 普段口唇を開けている。
5. 口唇を閉じると筋肉が緊張し、オトガイ部(下顎の先)にシワができる。
6. 口唇を閉じるとヘの字になる。
7. 水を飲むとき舌が歯と歯の間から出てコップを迎えにいく。
『光照射器』
8. 水を飲み込むとき前歯で舌を咬む。
9. 水を飲み込むとき口唇に力が入る。
10. サ行やタ行を発音するとき歯と歯の間から舌が出る ("th"になる)。
「1」、あるいは「2」にチェックのある人 … 低位舌(舌の先端が下顎前歯の裏側にある)
「3」にチェックのある人 … 鼻呼吸がうまくできていない※
「4」~「6」にチェックのある人 … 口唇の筋力が弱い
「7」~「9」にチェックがある人 … 異常嚥下癖(正しい飲み込みができない)
「10」にチェックがある人 … 異常嚥下癖(正しい飲み込みができない)
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