私たち職人の世界での一流と二流の差は
検品しているときだけではなく
製造工程をやりながら
目や感覚で「ん?」とか
「あれ?」と いつもと違うなと気づくことだったりします。
例えばNC旋盤というもので切削すると
この切削した時の刃物の跡が残ります。
これをひき目と呼ぶのですが
このひき目が刃物の状態やつけ方で変わります。
そのとき、例えば、検品するときに
「あれ?いつもよりひきめが濃いな」と気付いたり、
超音波スケーラー用チップの製造では
錦部製作所のみがやるこのひき目を抜く
バフかけという工程で
「ん?ひき目が強いな」
と」気付いたりすることが後々の工程を
これはどの工程でも全般的にいれることで、
どれだけ集中して、また意識が高く
経験が豊富かを物語ります。
また、この細かさが日本人特有のきめ細かい
対応にもなったりすると考えています。
歯科医院でもこういう「あれ?」が
大切だったりしませんか?
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