SNO語録です。
商売と言うのは、正直に手を抜かずにやれば
大して利益がでないように出来てる
現社長2代目錦部将教の言葉です。
先週のカンブリア宮殿のゲストは、
時計修理職人 新光時計店の松浦敬一さんでした。
印象に残った言葉は、
「儲かりますか?」との村上龍さんの問いに答えた
松浦さんの返事でした。
テーマは、大量生産、大量消費はどうなのか、ということでしたが・・・
松浦さんの返事はこうでした。
「時計の修理はもうかりません」
村上龍さんのこの質問はそもそも言葉の選び方を間違っています。
職人は儲けているのではないのです。
職人は、手間をもらうだけです。
職人にとって、儲けるとは、
「株で儲ける」
『
ニッケルチタンファイル』
「競馬で儲ける」
つまり濡れ手に粟、
または、必要以上の利益を得たとか、
思った以上に高く売れたとかそう意味になります。
私たちのつくる製品も、儲けてなどいません。
ただ、かかった手間をもらうだけ。
当然、そこには設備代や人件費もはいります。
ですから村上龍さんはこう聞くべきでした。
「手間つきますか?」
するとこう答えたかもしれません。
「まあ、なんとか」とか
「食べるのには事欠きません」とか。
テーマは、大量生産、大量消費はどうなのかということでした。
極論をすれば、これには答えは二つしかありません。
経済が成長するという反面、
資源やモノの大切さなどを考えれば、マイナス面もある
そこで大事なのは、
モノをつくる側の姿勢です。
「客の気持ちに値打ちがある」
松浦さんの言葉です。
私たちで言えば、
術者と患者さんの気持ち
ということになります。
私たちのモットーは、
「術者にやさしく、患者さんにやさしい製品づくり」です。
常に考えていることです。
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