1.痛みが強い時に神経を抜くと麻酔が効きにくい
歯の痛みが強い時に歯の神経を抜く抜髄(ばつずい)を行うと、麻酔が効きにくく処置の時に痛みが強くなることがあります。歯の神経は痛みが強い時には、歯の中で血液が充血し、腫れ上がっています。麻酔は血液を通して、神経に伝わるため、充血し血液が流れていないと麻酔が効きにくくなります。
2.根管治療のたびに激痛になる人は麻酔をしてもらう
根管治療とは歯の根の中をきれいにし、消毒していくことです。多くの場合、歯の神経が無くなっているので痛みがない人が多いのですが、根管治療のたびに強い痛みを伴う方がいます。歯の根の周りの痛みを感じる部分が敏感な場合や一部の神経が残っている場合があります。
『オートクレーブ』
3.根管治療後に噛むと痛みが出る時がある
根管治療の後に歯に物が当たると痛かったり、噛むと痛かったりすることがあります。歯の根の周りには噛んだ時に硬い物や軟らかいものを判断する歯根膜(しこんまく)という薄いクッションがあります。根の先からこの歯根膜に炎症が伝わると噛んだ時に痛みが出ます。
4.根管治療後に腫れと痛みがでてきた
根管治療後に歯茎の腫れや痛みが出ることがあります。今まで歯の中の細菌が多かったため、骨の中に細菌や細菌の死骸である膿が溜まっていました。根管治療をすることによって、細菌の量が減り、体が今まであった膿を外に出そうと働くためです。
5.歯の根の中に薬を入れた後に痛む
歯の根の中がきれいになったら、細菌が入り込まないように薬を詰めます。この時、空気が入らないように圧力をかけて薬を詰めるために、刺激で2、3日痛みが出ることがあります。
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