現在、すべて自分の歯で大きな虫歯がない40代男のクリーニング希望者にレントゲン撮影は必要なのでしょうか。レントゲンが必要な検査かどうかは、問診や診察を経て歯科医師の判断によります。つまり、歯科医師ごとに違います。必要があると判断された場合は受けたほうが良いと思いますが、納得できる説明と同意あるいは依頼があるべきだと思います。
『歯科用品』
レントゲンを撮るのは、患者の過去の治療状況を確認する時ですから。ただ、治療を望んで来たわけではないのに一応調べて「ほらこんなに虫歯が」って歯医者が多いようです。
歯科で使用するレントゲンは、お口全体が撮影できるパノラマX線写真(大きいX線写真)も、口の中に入れて撮影するデンタルX線写真(小さいX線写真)も、ヒトが自然界で1年間に受ける照射量のおよそ1/40~1/100と極めて少ないことが知られています。またその安全性は極めて高く、レントゲン写真から得られる情報は、より良い治療に不可欠といえます。初診時は、少ない線量で多くの情報を得られるパノラマX線写真によって歯以外の上顎洞や下顎骨の診断にも役立てています.被曝量削減のために防護エプロンを使用しますと、肺、胃、腸、精巣、卵巣など放射線に過敏な部位への被爆をほぼゼロにすることができます。
問診や視診のうえで、必要だと歯科医師が判断した場合、歯周ポケットの検査や、レントゲンの撮影をしていただきましょう。
『歯科材料』
また、数ヶ月毎、定期的に通院し続けてくださっている方にも、少なくとも数年おきには(人によっては毎年のように)、その変化を観察する為に、症状等がなくとも撮影することがあります。
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