避難所で一番歯医者がやらなくてはいけないことは老人を誤嚥性肺炎から守ることだと思います。阪神大震災では直接地震で亡くなった方は6000人ですが避難所で誤嚥性肺炎で亡くなった方が250人くらい(別統計では800人)と言われております。
避難所では水場が遠いとか水がない、またプライバシーが保てないので人前で入れ歯をはずすのがみっともないなどの理由で口の中が不潔になるのが原因といわれております(だから避難所の中の並びとしてとくにお年寄りが水場に行きやすい状態、言い換えると混み合って出にくい並びはやめるという配置が必要です)。
避難所ができたらチラシをすぐに一人一人に配られる様に手配してあります。『
超音波洗浄機』
もうすでにその様なチ ラシは避難所には配ってあると思いますが、もしまだならば参考にしてください。
あと細かいことですが、紙コップが大量にいりますがペットボトルを何回も使っても良いのですが、洗う水がないです。
やはり水の確保が一番のキーワードです(うがい薬なども水なしでは無理です。またリステリンなど水なしで使えるものも研究してみたのですが味が刺激的で使えないという結果でした)。
またどんな避難食がでているかわからないのですが、一番初めに来る避難食は通常では冷たいおにぎりとか乾パンなどの入れ歯なしでは食べられないものが多く、入れ歯がない方や入れ歯の調子の悪い方には特にケアをしてください。
川崎なら歯医者は稼働していると思いますので心配はいらないと思いますが、義歯を即席につくる方法もかつて研究をしてみました。以上です。
少しでもご参考になればと思います。体に気をつけてがんばってください。
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