「歯ぎしりがうるさいよ」って家の人に言われたことがありませんか?
自分では自覚はないけれど、周りの人にはよくわかります。
聞いている側からすれば嫌な音です。
その点では、いびきと同じですね。
「でも、歯ぎしりしたからといって痛いわけではないし、別にいいんじゃない?」
そう思っているかもしれません。
でも、それって本当なんでしょうか。
ここで少し歯ぎしりについて考えてみましょう。
歯ぎしりの原因とは?
歯ぎしりの原因は、ストレスによるものがほとんどです。仕事や夫婦・家族の問題・自分や家族の病気・身近な人の死・育児や老人の介護による精神的肉体的なストレスです。心の変化と関係がありそうですね。
欲求不満や心が落ち着かない時に、人はその発散のため体をゆすったり歩き回ったりいろいろな仕草をします。歯ぎしりも同じですね。ストレスがあるときには、そのストレスを発散させるために歯ぎしりを必要としているのです。
『歯科用品』
歯ぎしりは、歯をすり減らすか、歯を揺らす力になってしまいます。歯が歯ぎしりによって揺れると、歯茎を退行させ、歯を支えている顎(アゴ)の骨を消耗させて溶かしてしまう危険性があります。
ちなみに、歯茎が退行してしまうのは、歯ブラシの仕方が原因だと思われていましたが、実際には歯ぎしりによる影響が圧倒的です。
歯ぎしりを放っておくとどうなるか?
歯ぎしりを放っておくと、歯が磨り減ってきます。さらに歯が欠けたり、上下の顎の骨も消耗し、噛むだけで痛みが走るようになってしまうこともあります。
また、歯肉も退行して歯の付け根まで露出してきてしまう可能性も出てきます。
歯ぎしりの予防方法は?
歯ぎしりは、メンタル的な面が原因で起きる症状なので、ストレスから開放されることが一番です。今の生活環境でどんなストレスがあるのか振り返ってみる時間を取ってみましょう。歯医者さんによっては、メンタル面でのケアについても、しっかりカウンセリングの時間を設けてアドバイスしてくれるところもあるから探してみるといいかもしれませんね。当医院でも、もちろんメンタル面からのカウンセリングを行っております。
『生体モニター』.
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