「70歳を過ぎても健康な歯がたくさんある高齢者がいるのはどうして?」と疑問に思った方もいるでしょう。実は、本来歯には「寿命」に相当するものはありません。我々が普段の生活の中で行っているさまざまなことが歯の抜ける原因となり、結果として歯に「寿命」を作り出していしまっているのです。この章では、歯を失うことになる主な原因を見ていきましょう。
1.虫歯・歯周病
歯が抜けてしまう原因の代表例は虫歯と歯周病です。歯周病は歯が抜ける原因の第一位。実に4割もの歯が歯周病によって失われています。その次に多いのが虫歯による抜歯です。歯周病には及ばないものの、こちらも原因全体の3割を占めています。
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2.歯をかみ合わせたことによる衝撃
この原因は、意外に思われる方も多いのではないでしょうか。歯にとって最も大きな負担がかかるのは、力を入れるために食いしばったときです。繰り返し与えられた大きな負荷に耐えられず、歯が割れてしまうことも多くあります。
ほかには、歯ぎしりや誤ったかみ合わせが歯にとっての負担になることも。普段はなんでもないと思っていることが、長年のうちに積み重なって歯を破壊してしまうこともあるのです。
3.誤った生活習慣やストレス
不摂生が体にとっての負担になるように、歯への負担になることもあります。歯、およびその歯を支える歯茎も我々の大切な体の一部です。暴飲暴食や夜ふかし、日常生活のストレスなどによって健康が妨げられることは十分にあります。
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