言うまでのなく、歯を失う根本的な原因は虫歯と歯周病です。虫歯も歯周病も主な原因は歯垢(プラーク)にあるので、歯と歯茎の周りのプラークを歯ブラシやデンタルフロスといったような歯科用品によって除去する必要があります。そのためには朝、昼、晩の1日3回の歯磨きを欠かさずに行うこと、なかでも夜の歯磨きが一番大切だと思います。就寝中は、唾液があまり出ないので虫歯菌や歯周病菌が繁殖しやすいからです。『
超音波スケーラー』
全国抜歯原因調査と同じ年に行われた歯科疾患実態調査による歯ごとの喪失状況を年齢階級別にみると、全体的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、上あご(上顎)よりも下あご(下顎)で顕著です。たとえば下顎の第一大臼歯(六歳臼歯)に注目すると、50歳前後(45~54歳)で既に4分の1が失われています。奥歯が失われると、その前方にある歯は噛み合わせを支持する力が弱いので、より失われやすくなるという悪循環を生んでしまいます。『
生体情報モニタ』
歯の喪失が進んでブリッジや義歯が増えるほどメンテナンスは難しくなります。歯科医院での定期検診は、1本も欠損のない人で1年に1回、1本でもブリッジや義歯、インプラントがある人は、6カ月に1回の割合で受診したい。ところで歯ぎしりや食いしばりでも歯が悪くなる人がいます。そのまま放置しておくと、歯がすり減るだけでなく、欠けたり折れたりするし、インプラントやかぶせたものまで破損する場合があります。顎(あご)の関節が痛んだり、口が開かなくなったりする顎関節症の原因になり、肩こりや頭痛なども引き起こすことがあります。『
エアーコンプレッサー』
病むからだから治るからだへの変革が必要だともいえます。歯茎の腫れや出血などを短期的に改善することは、技術的にさほど難しくはありません。しかし、生活習慣病といわれる歯周病的なからだを本質的に治すということは、そのヒトの生き方そのものを変えるほどの強い意思が必要なのです。タバコがからだに悪いのは知っていても止められないのは、止めることにさほど意味を見出せないからに他なりません。是非、一生自分の歯で、健康により良く過ごすために、時折、生活習慣を見つめ直しましょう。 『
ハンドピース』
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