あなたの前歯がどういう状態かによって治療の方法が異なります。
まず、むし歯の穴が大きい歯や、神経が死んでしまっているような歯では、全体的にかぶせる方法が用いられます。材料として、保険の効く硬質レジン前装冠(金属冠で、外側の見える部分が硬いプラスチック)と、保険の効かないメタルボンド冠(見える部分がセラミック)や、金属を使用せずすべてセラミックのポーセレンジャケット冠などで歯を白くすることができます。『
マイクロスコープ』
硬質レジンは経年的に変色してしまいますが、セラミックは変色せず、いつまでも最初の光沢を保つことができます。
次に、生まれつき褐色に変色している歯や、むし歯治療後数年経過し、まだらになった歯では、歯の表面を0 .3~0.5㎜削って、薄いセラミックを接着剤で張りつけるポーセレンラミネートベニアという方法があります。この方法は、歯の切削量が最小限で済み、処置のために神経を取る必要もありません。ただし、保険は効きません。
『歯科レントゲン』
また、変色歯の場合では、外側から漂白剤で脱色するブリーチングという方法もあります。欧米ではかなり行われているようですが、特殊な器材、薬品が必要です。日本では最近やっと厚生省の認可がおりた状態で、費用もかかるためあまり普及していません。そして、その効果も永久的ではないようです。
一度、かかりつけの歯科医院で相談され、納得のいく説明を受けてから治療に入るようにしてください。
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