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歯虫のいた時代

歯科医と目される男は呪術師か手品師のような胡散臭い身なりで、今にも歯を抜かれようとする悲痛な患者の顔とは裏腹、遊び道具を持ち笑みがこぼれる子供たちが周りを囲み、テーブルの上には無造作に置かれたコインが散らばる・・・・
17世紀のヨーロッパ、歯虫(Tooth Worm )が虫歯の原因と考えられていた時代、歯科治療は抜歯が中心、除痛もせいぜい虫歯に薬草をつめるのみであった。『エアーモーター
残念なことではあるが、医療と呼ぶにはほど遠く、見世物や大道芸のそれに近く、実際、引用した本の文中キャプションによれば、絵画の歯科医はTravel Dentist(旅歯医者?)と呼ばれたそうだ。
当時、歯科治療を生業にする者には、その技術にいわゆる理論的バックボーンなどはなく、独自の経験即にのっとり、秘法、秘術として受け継がれるものであったらしい。 
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