歯の噛み合わせ(咬合)とは、上顎(あご)と下顎とが閉じた時の接触状態をいいます。
上の歯と下の歯が口を閉じたときに噛み合っているかということですね。
人間の歯というのは、親知らずも含めると、大人で上下各16本づつ合計32本の歯があります。
本来それぞれの歯がしっかりとあるべき場所に生えていれば噛み合わせに問題が発生することはありません。しかし、ちょっとしたことで噛み合わせに異常が発生することがあるんです。
例えば、乳歯から永久歯への生えかわる小学生の時、抜歯やむし歯の治療の後隣の歯がずれてきてしまったり、親知らずの生える場所などで噛み合わせが変わり、咬合もずれてきてしまうのです。 顎と歯の大きさのバランスによって噛み合わせが変わってくるのですね。
また、年齢と共に咬合や歯並びも変化していくのです。
そして、口の中に髪の毛一本、まつ毛一本入っていたとしても、歯は感知できるほど優れたセンサーを持っています。したがって、ちょっとした噛み合わせの変化でも、敏感に知覚して体のあらゆる部分に関係してくることになります。
また、虫歯があって噛むたびに歯や歯茎に痛みが起きて不快感が生じると、無意識に痛みを避けるために顎をずらして噛む癖が付くようになります。
『歯科用品』.
次第にその噛み方に慣れてきて、そのまま定着してしまいます。すると、噛み合わせが長い間には顎の骨や筋肉に大きな負担をかけ、顎関節症を引き起こしてしまう事になりかねません。
また、歯を抜いたままにしておくと、その抜けた後を補おうと残った歯が傾いたり、伸びたりしてしまいます。歯にかぶせ物をしたり、義歯を入れたりして何年か経つと、それらが減ったり、無理に噛み合わせようとして、不正咬合が起こる場合もあります。
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