基本的に歯列矯正には年齢制限はありません。重篤な歯周病がない限り、或いは、奥歯がほとんど喪失しているようなことがない限り、歯列矯正は可能です。そんな成人矯正にあって、30歳代がゴールデンエイジ(黄金時代、全盛期、絶頂期)だと私は考えています。20歳代の場合、費用の面や矯正受診の決定など親がかりの方がまだまだいらっしゃいます。それに比べて、30歳代は、自分で稼いだお金で矯正治療を始めるため、とても協力が良く、治療が成功する可能性が極めて高いのです。
『歯科用品』
治療がうまくいかなくなるリスクには、次の6つがあります。
①治療を途中で止めてしまうリスク
②治療費が無駄になってしまうリスク
③治療結果が満足のいくものでなくなるリスク
④治療が長期間に及んでしまうリスク
⑤治療中に虫歯になってしまうリスク
⑥治療後に後戻りしてしまうリスク
つまり、これら6つのリスクを回避すれば、治療が成功するのです。これは、子供さん自身が患者の場合に書いたものでした。実は、これは大人であっても当然当てはまることなのです。歯並びは、矯正歯科に通院するだけで治るのではなく、決められた装置や顎間ゴムなどを、決められた時間装着することによって治ります。また、折角治った歯並びを維持するためには、リテーナー(保定床)を毎日使用する必要があるのです。患者さん自身がモチベーションを維持し続けながら、ドクターの指示をきっちり守ることが、治療の成功へとつながるのです。決して、親や他人の強制では成り立たないのです。自分で稼いだお金で治療を受け、自分一人であらゆる事を決断する30歳代だからこそ、うってつけなのです。また、30歳代なら、酷い歯周病の方も少なく、また、多数の奥歯を喪失していることも少ないですから、30歳代はまさしくゴールデンエイジなのです。
『歯科材料 通信販売』.
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