大人の9割以上が大なり小なり虫歯を抱えているといわれています。大人のお口の病気といえば歯周病が代表的とはいえ、年をとるほど虫歯が増えていくことから、歯の喪失を防ぐためにもしっかりとした虫歯対策が必要なのです。『
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大人の虫歯の原因は子供とあまり変わりありませんが、虫歯ができる過程には大人ならではの以下のような3つのポイントがあります。
1.磨き残しによる虫歯
子供の虫歯と同じように奥歯の溝の部分のほか、歯と歯の間・歯と歯肉の境目・歯の裏側のような、磨き残しの多い部分に虫歯ができやすくなります。
歯周病で歯肉が縮退すると、露出した歯根面に虫歯ができやすくなります。通常の歯の表面を覆うエナメル質に比べて、歯根面を覆う象牙層は柔らかいことから虫歯になりやすいのです。この部分の虫歯は特に高齢者にできやすいといわれています。
3.治療後のレジンやインレー(詰め物)の内側での虫歯
歯と詰め物の間にできた隙間から虫歯菌が侵入してできる虫歯です。深い部分まで治療している歯ほど進行が早く、神経を抜いていることが発見を遅らせる要因となります。『
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虫歯や歯周病の直接的な原因は歯垢(プラーク)です。歯垢はバイオフィルムともいい、食べ物の磨き残しのように思われている方がいますが、実際は虫歯や歯周病の原因菌が作り出した自らを守るためのネバネバしたバリアーです。
このプラークが体液中のカルシウムを取り込んで石灰化していくと歯石となります。歯石自体が感染源となる事はありませんが、プラークの温床となってしまいます。
プラーク1mg中に1億個以上、分かっているだけでも800種類以上の微生物が存在するといわれ、その中の歯周病原因菌や虫歯の原因菌が歯周病や虫歯を引き起こし、歯や歯肉、歯を支える骨を破壊してしまうのです。『
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