今、生後2か月くらいの子猫が入院しています。
近所の方が保護された猫で
貧血、腎不全、伝染性の鼻気管炎を併発し
3日前には、体温が32度以下にまで低下している危険な状態に。
体が冷たく、ぐったりしていたので
正直、救命は難しいと思いましたが
飼い主様と相談した結果
入院させて、できる限りの治療をしていくことになりました。
そして、私が久しぶりに驚いた瞬間が
治療を始める際、試しに流動食をシリンジで与えてみたのですが
流動食を10ccも飲んだのです!
子猫は何十頭も世話してきましたが
シリンジで給与しても食事を受け付けない子猫は
大体救命できないものです。
食事を飲み込んだ瞬間は
動物の生命力、生き抜く力と言うものを
久しぶりに実感しました。
その後、輸液、抗生剤、インターフェロン・・・
の治療によって、何とか回復傾向に向かいつつあります。
何とか頑張って退院し
保護された方と幸せに暮らせるといいですね。