オーラ(aura) とは、人体から発散される霊的なエネルギーのこと。転じて、ある人物や物体が発する、一種の独得な霊的な雰囲気も指す。
「息」を意味するギリシア語「アウラー (αύρα / aura)」に由来し、英語としてはやや文語的な表現である。 漢字表記では「奥拉」となる。
Wikipedia より
まったくこの手の話には疎く,特殊能力も持ち合わせていないが,輝きをもち惹きつける光を持つ人だと感じることはある。
この「オーラ」,
「知」,「技」に秀でてていることに加え,「人的魅力」によるところが大きいのは言うまでもない。
概して,「オーラ」があるといわれる人には,はね除けるような風圧や甲冑をまとって容易に近づきがたいことが多いが,包み込むような吸引力をもって魅了される場合もある。
これまで数人そのような先生に出会ったことがある。
学生時代,口腔外科の講師をされていたO先生もその一人だ。
その仕事ぶり,手術の早さや的確さは大学内外でも有名であったが,先生の人としての魅力,「飾ることのない人間くささと優しさ」を挙げる人は多い。
直接お話をしたのが,ポリクリ学生時代,オペ見前日,手術の予定を伺いに医局を訪ねた時である。「ごくろうさん。…」,わずか数秒の事務的な会話であったが,その魅力の片鱗を感じたことをよく覚えている。
大学卒業と同時にO先生は開業されたが,今も先生の開業先に指導をこう人が跡をたたない事実は,私のもつ先生の「オーラ(魅力)」の質を支持していると思われる。
1週間程前,25年ぶりにO先生と再会,直接話をする機会を得た。
机をはさんで審査・指導をする側,される側。
先生の容姿は大きく変わられていたが,包み込むようなオーラは健在だった。
元来,厳粛かつ緊張して臨む場であるが,O先生の周りでその雰囲気が大きく緩和されていたことを,その場に立ち会われた多くの方が感じていたと思う。
その手の話を読むと「オーラ」には色があるらしい。
25年ぶりに感じる先生のそれは,「月光のような」円熟味を増したオーラだった。
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