インプラント治療の進め方は、まずカウンセリングと精密検査が行われます。次に、その結果に基づいて、担当医の方から「治療計画」が提案されます。インプラントは治療費が高額なうえに分からないことや不安なことが本当にたくさんあります。
『マイクロスコープ』
そのため治療内容を書面にまとめた「治療計画書」を作成してくれる歯科医院もあります。治療計画書には、
・どの治療をどのように進めていくか
・患者さん側が知りたいこと
・個人個人に合わせたよりよい治療法
これらのことについて、細かく示しています。歯科医院によって表現方法など多少異なる点もありますが、書かれるべきことは基本的に次の通りです。
◯ インプラントを埋入する部位や内容
◯ 使用するインプラント
◯ 仮歯(プロビジョナル・レストレーション)
◯ 人工歯(最終上部構造)
治療計画書を渡されてもその場ですぐに判断しない方が良いです。渡されたら、一度自宅に持ち帰って熟考したり、家族など周囲の人とともに検討すると良いでしょう。なお、その場合は遠慮をしないで担当医に申し出てください。インプラントに関する内容がよく分からない状態で、治療を開始することは「トラブル」のもとです。
その1つに、「思っていたのと違う!」というものがあります。インプラント治療は、「自分の歯とまったく同じに噛める夢の治療」と過度の期待をもつと、失望が大きくなります。インプラントは非常にすぐれた治療ではありますが、人工物で失った歯を補うのですから、「100%自分の歯と同じ!」というわけにはいきません。
あごの骨に直接埋め入れているので、天然の歯のような繊細で微妙な噛み心地は得られないので
す。 『歯科レントゲン』.
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