生活歯髄切断法(生活断髄法)とは、抜髄のように歯髄を全て除去してしまうのではなく、歯冠の部分の歯髄(冠部歯髄)だけを除去し、歯根の部分の歯髄(根部歯髄)は残す治療法です。根の部分の歯髄をあえて残すことによって、歯根の成長を止めずにすむため、まだ歯根が完成していない若い永久歯に対して主に行なわれます。生活歯髄切断法については、色々歯科機器が必要です。
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最近,
骨折や皮膚軟組織創傷の治癒に関して細胞増殖因子の関与が多く報告され, 線維芽細胞増殖因子(bFGF)が血管新生や軟骨形成促進のような創傷治癒に関係することが明らかにされています。そこで生活歯髄切断法における歯髄組織の創傷治癒過程においてもbFGFの関与を仮定した。
新生硬組織は, 断髄後14日から認められ, 断髄後28日で完全な硬組織被蓋の形成が観察されました。また, 断髄直後では歯髄切断部最表層や歯髄の他の部位にbFGFの出現は見られなかったが, 断髄後3日に断髄面直下の血餅や線維芽細胞, 細胞外基質あるいは血管内皮細胞にbFGFの出現と局在が強く認められ, 断髄後7日以降では消失しました。一方, ALPの活性は, 断髄面に近接した根管壁象牙芽細胞層において断髄後14日から認められ, 断髄後28日では硬組織被蓋直下の象牙芽細胸様細胞層で最も強くなっていました。
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歯根が未完成だと緊密な根管充填を行なうのが困難なため、根部歯髄を残すことによって歯根の完成を待つわけです。.
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