実際にはフィラリアの幼虫を駆虫する薬です。
薬を飲めばフィラリアが体内に入り込むのを防ぐことができるという訳ではなく、犬の皮下や筋肉に入り込んだ幼虫を薬の力で駆除するしくみになっています。『
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そして、このフィラリア予防薬が完全に駆除できるフィラリアの幼虫は、犬の体内に入って一回目の脱皮を終えた移行幼虫(L4)と呼ばれる幼虫だけなのです。
犬の体内に入った直後の幼虫は、移行幼虫(L3)と呼ばれています。
この移行幼虫(L3)が脱皮して移行幼虫(L4)へと成長する時期は、蚊によって犬の体内に運ばれた3日~10日後となります。
そして、移行幼虫(L4)は50日~70日後に移行幼虫(L5)となり、犬の血管に入り込んで肺動脈へと流れされていきます。『
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薬で駆除できるフィラリアの幼虫は移行幼虫(L4)なので、犬の体内に入り込んだ3日~10日後から50日~70日後の間(フィラリアが移行幼虫(L4)でいる間)に薬を飲ませて駆虫すれば良いということになります。
そのため、蚊の発生時期と薬の服用時期には一ヶ月のずれがあるのです。
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