聞きなれない言葉かと思われますが、だんだんポピュラーになってきた、オールセラミックの修復材料です。口を開けて鏡を見ていただければ多くの方が奥歯に銀色の修復物が入っていると思います。その部分が、天然の歯と見分けがつかないとしたら?
歯科用オールセラミックスの修復材「エンプレス」は、チューリッヒ大学とイボクラール社が共同開発し、1987年の実用化以来、大きな反響を得ています。今までは、前歯の冠には通称ポーセレン冠という物が一般的に使われていましたが、どうしても歯肉の境目が黒っぽく見えてしまったり、何となく深みの無い“ベター”とした色になってしまいました。『
歯科用 バー』
エンプレスはセラミック質を焼き付けるのでは無く、セラミック質を鋳物の様に鋳造してしまうものです。つまり、全てがセラミック質で出来ている冠です。そのため最も自然な色を出すことが出きるのです。ただし、エンプレスにも欠点があります。歯の削り方に特殊性を要求されます。全周フルホルダーで削らなければならないので、少し多めに削るようになります。神経のある歯には注意が必要です。
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