先日、狂犬病予防注射の実施者講習会に
出かけてきました。
埼玉県では、狂犬病の集合注射を打つ獣医師は
年1回の講習が義務付けられていて
アップデートの知識を学習することになっています。
早くも来年度の仕事に関係する行事が入りました。
季節の流れは速いですショック!
今回の講習の話題の一つが
狂犬病ウイルスの抗体価の測定について。
海外に動物を連れて行く飼い主様以外は
まず必要のない検査ですが
相手国の基準で抗体価の測定が必要になる場合
抗体価がある一定の基準を超えなくてはいけません。
講習の中では
数%の割合で抗体価が基準を超えない検体があること
(その場合は後日再検査です)
いつ検査をすれば一番高い抗体価が測定できるのか
(なるべく1回の検査でパスできるように)
など、普段聞くことのできない話をしていただきました。
相手国によっては、狂犬病の検疫はかなり厳しいです。
日本ではほとんど意識する機会はないと思いますが
狂犬病は、海外のほとんどの地域では
「現実に存在する脅威」なのです。
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