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象牙質知覚過敏症におけるセルフケアの位置づけ

~スメア層の喪失防止~
象牙質知覚過敏症のケアは、象牙質表面に開口した象牙細管の封鎖、あるいは象牙細管内に沈殿物を生成 して、細管を狭窄あるいは閉塞し、「象牙細管内溶液の移動防止」を確実に行うことで効果をあげます。一般的にケア方法は、『歯科用品』侵襲性と非侵襲性に分けることがでさます(表1) 1)。非侵襲性の処置は、患者さんに働きかけて、患者さん自身が取り組む方法(セルフケア)であり、侵襲性の処置は、歯科医師や歯科衛生士が行う処置(プロフェッショナルケア:次号に記載)になります。
象牙質知覚過敏症の発症には生活習慣が大きく関与しています。エナメル質を喪失し知覚過敏を生じさせる因子は、不適切なブラッシングや飲食であったり、薬剤であったりすることが多く認められます。また、侵襲性のケアは後戻りができない処置が多くあります。したがって、まずは生活習慣を改善するセルフケアへのアプローチを優先させることが大切です。
周知のことと思いますが、象牙質の露出がすぐに知覚過敏を生じさせるわけではありません。多くの場合は、象牙細管の入り口はスメア層により塞がれています。しかし、このスメア層は非常に剥がれやすいので、ブラッシングなどの機械的な刺激により除去されてしまうと、象牙細管が開口し、外来刺激が歯髄まで伝達されます。『LED照射器』象牙質知覚過敏症の発症には、スメア層の喪失が重要なかかわりを持つことから、その予防を含むケアはスメア層の喪失防止が鍵となります。
これに対して、接着性レジンによる修復処置や、コンポジットレジン充填の前処理として行われる燐酸やクエン酸によるエッチング処理は、レジン成分を歯質に浸透させ、コラーゲン線維やハイドロキシアパタイトに絡めさせるために、スメア層を除去してしまいます。 
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