子供が小学生の頃になると、だんだん永久歯が生えてきます。生えてきた歯を見て「あれ!?」と思うかもしれません。乳歯も黄色ぽかったけど、永久歯はさらに歯の中心部が黄ばんでいてどれも汚れて見えるため気になります。確かに永久歯は乳歯に比べると色がやや黄色いのは事実です。なので、少し黄色っぽく見えて心配されるのだと思います
『光照射器』.
「永久歯がどうして黄色く見えるの?」
その原因ですが、歯が汚れているからではないんですね。歯の中心部にある象牙質の色が透けて見えるために黄色く見えます。乳歯の時も象牙質は透けて見えていたのですが、ただ、乳歯の時は象牙質を覆っているエナメル質が白っぽく不透明でちょうど「すりガラス」みたいになって中の色が見えなかっただけ。
それが永久歯になると、乳歯よりエナメル質がしっかりしていて良くできているため、中の象牙質の色がよく見えるだけです。決して、歯自体が汚れているわけではありませんので、ご安心ください。見た目は確かに白いほうが健康な暮らしをしているように見えますが、乳歯がそうであるように歯の質(歯の丈夫さ)は白い歯のほうが弱いのです。
エナメル質は年齢が進むと、どんどん結晶化が進み丈夫なります。歳をとって歯が黄ばんで見えるのはエナメル質のためです。それでも、最近は子供の歯の見た目を重視する時代になりました。お受験など、小さい頃から大人並の対応が求められます。医学的には何の問題もありませんので大丈夫ですがやはり黄ばみが気になるのでしたら、歯磨き粉を利用しましょう。
毎日使う必要はありません。時々で構いません。少量を歯ブラシにとってブラッシングすると、歯の表面についた茶渋のような着色がすぐに取れます。うまく取れない場合や、どうしても望む白さが得られないときは歯医者さんに相談しても良いかと思います。
『マイクロスコープ』
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