歯ぐきから出血する場合、原因の多くは歯周病が考えられますがそれ以外の原因で出血することもあります。出血する主な原因と特徴をあげます。 『マイクロスコープ』 ①歯周病 主に、歯と歯ぐきの境目辺りが腫れ、出血します。 ひどくなると歯がぐらつく、におい、膿が出るなどの 症状を伴うこともあります。 ②誤ったブラッシングによる傷 歯磨き時にゴシゴシと力を入れて磨くことによって 歯ぐきが傷つき出血することがあります。 歯ブラシの硬さが『硬め』を使用していたり、 歯ブラシを新しい物に替えたときや ホテルなどに置いてある使い捨ての歯ブラシを使ったときに 起こりやすいです。 また、歯ぐきが少し弱っているときには、 いつも通り磨いても傷つくことがあります。 毛の硬さや力の入れ過ぎには注意しましょう。 ③虫歯や不適切なかぶせ物 歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目に物が詰まりやすい症状がある場合 かぶせ物の中や歯ぐきの下で虫歯になっていることがあります。 その場合、その歯の周囲に限り歯ぐきが腫れたり出血することがあります。 ④全身的な原因 上記の原因に当てはまらない場合、 全身的疾患が隠れている場合もあります。 特に出血しやすい病気としては、糖尿病、高血圧、 肝炎、抗凝固薬を服用している、 免疫力が著しく低下してる、などが考えられます。 『生体情報モニタ』 実際丸子歯科の副院長が学生の頃、父親に「歯ぐきから出血する」と相談されたが、まだ学生だった副院長は原因がわからず、良いアドバイスが出来なかったのですが、その後肝硬変であることがわかりました。歯ぐきからの出血ですが、全身的な疾患が隠れている場合もありますので、思い当たる方や不安な方は、歯科の検査だけでなく内科での検査もおすすめします。.
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