TCHという言葉がいま盛んにTVやネットで話題になっています。
じゃ、TCHとは何でしょうか?
TCHはTooth
Contacting Habitといいます。
これは、歯列接触癖といい、歯と歯を持続的にくっつけているいわば癖のようなものです。
歯ぎしりや食いしばりと似ていますが、少し違います。
上下の歯の接触と聞くと一般的には“かみ締め”や“食いしばり”を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、実際にはギュっと強い力でかみ締めや食いしばりを行わなくても、
上下の歯が接触する程度でも筋の緊張・疲労が生じるということがわかってきました。これをTCHといっています。
『オートクレーブ』
日本では、様々な誤解から、このクレンチングやブラキシズム、そしてTCHもかみ合わせの調整の治療や、補綴治療(歯科機器必要です)、
あるいは顎関節の治療としてマウスピースの装着などをしていることが多いのです。
しかし、欧米を含む諸外国では、精神や心との関連による疾患であるとの考え方、あるいは内科疾患との関連、との考え方が主流です。
これは、歯並びが悪くても顎関節症にならない人もいれば、歯並びがよくても重度の顎関節症になる人からよく分かると思います。
『パルスオキシメーター』
また、疲労やストレスや病気でもかみしめが起こることは言われています。
しかも、逆流性食道炎など、内科的疾患が歯ぎしりの原因の一つであることもわかってきています。.
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