歯ぎしりの治療は基本的に歯科医院で行われており、誰でも気軽に施術を受けられるという特徴があります。
歯ぎしりを放置していると、知らず知らずの間に歯や顎に負荷を掛けることになるので、早めに治療をしていかなければならないのです。
そこで、このページではどのような歯ぎしりの治療が行われているのか説明しているので、誰かに歯ぎしりを指摘されたことのある方は、一度チェックしてみてください。
マウスピースを用いた治療
歯科医院で最も多く行われている歯ぎしりの治療はマウスピースの使用で、寝るときに着用することによって、歯や顎に加わるダメージを軽減してくれます。
『歯科用品』
マウスピースはナイトガードとも呼ばれており、歯の破壊を防止するために、2ミリ程度の防止装置を用いていくのです。
マウスピースを用いた治療は保険が適用されるため、約5,000円程度となっており、自宅で寝る前に着用する流れとなっております。
しかし、歯科医院に行って直ぐに作ってもらえるというわけではなく、装着や調整を行わなければならないので、場合によっては2回か3回ほど通院しなければならないかもしれません。
それでも、初診料やマウスピース費用を支払うだけで、歯ぎしりによる歯や顎へのダメージを防げるため、歯周病や顎関節症の予防が簡単に行えるというわけです。
ただし、この治療は歯ぎしりによるダメージを抑える方法であり、歯ぎしり自体を抑えることはできないと頭に入れておく必要があります。
それに、マウスピースの着用で睡眠が阻害され、ストレスが溜まって結果的に歯ぎしりの症状が悪化することもあるので、専門医と良く相談してから作ってもらうべきです。
噛み合わせの治療
歯科医院では歯ぎしりの症状を少しでも抑えるために、噛み合わせの治療が実施されております。
クラウンやブリッジ、インプラントといった被せ物を入れたことにより噛み合わせが悪化し、上手く噛めないために睡眠中に歯ぎしりが酷くなったというケースは意外と多いのです。
噛み合わせの悪さが原因で歯ぎしりの症状が悪化しやすいのは紛れもない事実で、腕のない医師にかかると余計に噛み合わせが悪くなるので注意した方が良いでしょう。
しっかりと個人に合った詰め物を入れる噛み合わせ治療を行うことで、歯ぎしりの症状を少しでも和らげられるだけではなく、見た目の美しさを取り戻したり、咀嚼能力を最大限に引き出したりできます。
天然の歯は、山と谷が重なるような感じの傾斜となっており、この咬頭傾斜が顎の動きに重要な影響を与えているのです。
しかし、人工の歯を作る際に、現在の歯科治療ではそこまで考慮されていないことが多く、その結果噛み合わせが悪くなって歯ぎしりといった不快な症状が引き起こされやすくなります。
『歯科 ルーペ』.
親切なクリニックであれば、歯ぎしりが引き起こされている旨を伝えなくても、正しい噛み合わせになるように被せ物の大きさや高さを最適な状態に作り直してくれるはずです。
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