生理7日~10日前くらいに、歯茎が腫れて歯を磨くと痛いことってありませんか?生理前にこのような症状が起こるのは、「女性ホルモン」の分泌が変化するためです。分泌される女性ホルモンの量が変わるとまず、免疫力が低下します。そして、免疫と口内細菌のバランスが崩れます。さらに、女性ホルモンの変化によって、歯茎へ流れる血液量が増えますので、小さな刺激に対しても過敏になります。
『マイクロスコープ』
そのため、生理前は一般的に歯茎が腫れやすく、歯を磨くと痛みを感じ、出血も起きやすいです。「ヘルペス」や「口内炎」ができるのも同じ理由からです。女性は男性よりも歯周病リスクが「高い」と言われています。つまり、歯周病の原因である歯周病菌は女性ホルモンの影響を受けて活発・増殖するため、
女性の方が歯周病リスクが高くなるのです。
生理前以外にも、女性ホルモンが急激に変化して、歯周病にかかりやすくなる時期は、「2つ」あります。
①思春期
思春期には、「初潮」を向かえるわけですが、ルモンの影響で月経のたびに歯茎に軽い炎症が起きます。
②更年期
更年期は閉経をはさんだ約10年間のことで、一般的には「45~55歳」頃を指します。ちょうどこの時期から、女性ホルモンが急激に減少して、体と心にさまざまな不快症状が現れます。
PR