禁煙したのに口臭が消えないのは、長年の喫煙によって歯周病が相当進行している可能性が極めて高いです。タバコを吸っている間はたばこの香りで気付かなかったかもしれませんが歯周病が進行すると膿が出て、1メートル離れていても口臭がします。そういうケースで大事なことは、近くの歯科医院で歯周ポケットを検査してもらうことが解決への近道です。
『マイクロスコープ』
喫煙によって歯周病になっていると歯茎の縁に炎症が起きます。具体的には、歯茎が赤くなって少し腫れたような感じです。さらに、歯周病が進行して重度になっている場合は炎症が歯茎の内側にまで及んでいて、歯と歯茎の間にポケットのような深い裂け目ができています。これがテレビのCMでもおなじみの「歯周ポケット」です。
タバコを長年吸ってきた人や、1日に吸う本数が多かった人ほど歯周ポケットが深く口臭のレベルも強いのが特徴です。ポケットの深さに関してですが、WHO(世界保健機構)によると、健康な人のポケットは3ミリくらいで、この深さであればとくに問題はなくいずれ禁煙後の口臭は治るそうです。しかし、5ミリを超えると簡単な治療では治すことができず、外科処置が必要になると言われています。
そのためにも、禁煙してから口臭が気になる方は常日ごろからポケットの深さをチェックすることが大切です。歯周病が気になって実際に歯医者に行ったらまず、ポケットの深さを測ってもらうように頼みましょう測定を渋ったり、測ってくれない歯医者は、歯周病の恐ろしさを知らない医者です。
きっとタバコに関することをたずねても口臭と関係ないと無責任なことを言いかねません。そのような歯医者には、行かないことをお勧めします。
『歯科用品』.
PR