ヒト歯肉繊維芽細胞にLPSを作用させると、歯肉の構成成分であるI型コラーゲン合成量の低下、およびコラーゲン分解酵素の増加が引き起こされます。
そこで、ヒト歯肉繊維芽細胞にLPSと同時にラクトフェリンを作用させて、その効果を調べました。『
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その結果、I型コラーゲン合成量については、コントロールに対して、LPSはコラーゲン合成量を減少させましたが、ラクトフェリンを同時に作用させることにより、コラーゲン合成量の減少を抑制する効果が見られました。
一方、コラーゲン分解酵素量については、ラクトフェリンを同時に作用させることにより、コラーゲン分解酵素量の増加を抑制しました。
このことにより、ラクトフェリンにはLPSを不活化する効果があると言えます。
(3)ラクトフェリンのビーグル犬を用いた歯肉炎抑制効果
ビーグル犬(15月齢)にラクトフェリンゲル製剤とラクトフェリン末配合ゲル製剤を各個体の片顎ずつ、割り付けられた各投与部位に1日2回塗布しました。『
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評価は歯肉溝浸出液量(GCF)をぺリオペーパーにて測定しました。
その結果、ラクトフェリンゲル製剤は歯肉溝浸出液量を優位に抑制しました。
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