今回はクリアランスの確保です。
まずシャンファーバーで咬頭を落とします。
ある程度済んだら、シュッ、シュッ、シュッ、です。(シュッ、シュッ、シュッ、が分からない方は是非前回の「支台歯形成3」を読んでみて下さい。)
そして噛んだ状態でミラーで見てみて、クリアランスが取れていればクリアランスの確保はおしまい。次に進みます。
しかし、臨床をやっていると、噛んだ状態で舌側からミラーを入れる事は出来ない為、舌側に本当にクリアランスが取れているか分からない時はないでしょうか?
またはクリアランスがタイトな症例に使えるテクニックをご紹介させていただきます。
それは・・
咬合紙を六折りにします。
これを支台歯に挟んで噛んでもらい、抵抗なく引き抜けたら、最低限のクリアランスは取れています。
引き抜けない、もしくは抵抗を感じる場合は、口を開けたあと
その当たっている箇所(クリアランスが足りない箇所)が赤く印記されています。
そこが当たっているので、その赤く印記されている箇所を削るのです。
使用するバーは、私はこれでいきます。
臨床的にクリアランス1ミリなんて不可能な場合の方が多々ありますね。
そんな時に、1ミリ厚みがなくても作れるんじゃない?と思ったわけです。
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