①ホルモンバランスの変化
更年期障害や妊娠など、ホルモンバランスに変化が起こると歯茎から血が出やすくなります。女性ホルモンは体の働きと深い関係があり、ホルモンバランスの変化は歯茎への血流が増加することがあります。ホルモンバランスが変化している時は、歯周病の方が増加する傾向があるので、毎日の歯磨きは怠らないようにしましょう。
『マイクロスコープ』
②ゴシゴシ磨きで歯茎を傷付けている
歯を磨く力が強すぎて、歯茎から血が出ているのかもしれません。口内は敏感なので、歯茎が腫れていなくても、硬い歯ブラシや強すぎる力でのブラッシングは出血を引き起こします。歯ブラシの圧力は100g~200g程度が良いです。
③薬が原因で歯茎から血が出る
抗凝固剤や降圧剤などは、出血の原因となる場合があります。降圧剤は歯茎を厚くするので、歯周ポケットが深くなる事により、汚れが取りにくくなります。そうなると、歯茎が腫れて、出血を起こす原因になるのです。また、抗凝固剤は、血の流れを良くする薬ですので、出血が止まりにくくなります。
④ドライマウスが原因
ドライマウスとは、唾液量が減少して、口内が乾燥してしまう状態の事をいいます。唾液量の分泌が減少すると、汚れを洗い出してくれないので、食べカスが残り、歯茎が腫れて出血を起こします。
ドライマウスの原因には、薬の副作用、生活習慣、ストレスなどがあげられます。ドライマウスを治すには、飲んでいる薬を見直したり、よく噛んで食事をする事が効果的です。
⑤タバコが原因
タバコは毛細血管を収縮させるので、血流が悪くなり、内側の歯茎が腫れやすくなります。歯茎が腫れている状態は、出血しやすいので、禁煙すれば改善するでしょう。
⑥歯ぎしりや噛み合わせが原因
歯ぎしりがひどいことや、噛み合わせが悪いと、歯が揺れて歯茎が炎症を起こします。炎症を抑えるには、噛み合わせ治療やマウスピースなどが有効です。
⑦病気が原因
歯茎から出血しやすくなる原因として、糖尿病や白血病、心臓病や癌などの兆候の可能性もあります。ほとんどの場合は、歯周病が原因での出血ですが、心配であるならば、病院で検査をしましょう。
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