中性に向かい、ph5,5を超えると、逆にカルシウムやリン酸が歯のエナメル質に補われ、エナメル質が復元され、歯は健康な状態に戻ります。この働きを再石灰化(S)といいます。
お口の中では、毎回食べるたびにこの脱灰と再石灰化を必ず繰り返しているのです。
このバランスと、唾液の力、緩衝中和力と、自浄力がお口の健康維持に重要なんです。
『
コントラアングルハンドピース』
食事をとると2~3分でプラークのphは酸性に傾き脱灰がはじまります。この脱灰の時間が長く続いたり、プラークに覆われて、歯の表面が唾液に触れないなど、また酸性度が高いほど虫歯になる危険が増加します。血液が酸性化しているとこの中和作用が弱くなります。血液がドロドロしていると唾液の出も悪くなります。身体の状態で大きく再石灰化が阻まれるのです。
これらの脱灰と再石灰化のサイクルは40分くらいです。
食後にフロッシングをして食べかすを取ったり、ブラッシング出来ないときはキシリトールガムを噛み唾液分泌を促進し脱灰の積分量(ph×時間)を減らすことで虫歯の予防につながります。また、規則正しく食事を取りよく噛んで食べることで唾液の量も増え、歯の清掃も進みます。噛むことが歯のお掃除になります。『
ハンドピース』
間食をできるだけ控えることにより口の中のphは中性に保たれる時間が多くなり、脱灰よりも再石灰化の時間が多くなり、よって再石灰化を促進してあげることも一つの方法です。
ダラダラ食いは禁物です。食べる量が問題なのではなく食べる回数を最小限に抑えること、食後3分というタイミングでのお口のクリーニングケアで口腔内環境は中性に保たれる時間が多くなるということです。
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