1.虫歯が進行すると根尖病巣ができる
虫歯が進行すると歯がしみたり、痛みが出たりします。その症状は一旦収まります。その後神経があった管を通り、細菌が歯の根の周りの骨を溶かし、根尖病巣ができます。
『歯科用品』
2.根管治療がうまくいかないと根尖病巣ができる
歯の根は複雑な形をしています。通常の根管治療の成功率は80%程度なので、すべての治療がうまくいくわけではありません。最近はできるだけ成功率を上げるためにCTレントゲンや手術用顕微鏡のマイクロスコープを使った治療で治療を行う歯医者が増えてきています。
3.外傷などにより歯に強い刺激が加わると根尖病巣になる
歯に強い力が加わると歯の根元で神経が切断され、根尖病巣ができることがあります。特に前歯をぶつけたりすると応力が根の先端に加わり、神経の繊維や血管が切断され、根尖病巣ができます。歯の新陳代謝が失われ、歯が黒ずんできます。
4.歯の突起の中心結節が折れると根尖病巣になる
小臼歯に出べそみたいな突起のようなものを中心結節(ちゅうしんけっせつ)と呼びます。この突起には神経に管があり、折れてしまうと細菌が神経に感染し、根尖病巣ができることがあります。中心結節の破折は小学生くらいに起こることもあり、歯の根が完成する前に根尖病巣ができることがあります。歯の根ができるように誘導しながら根管治療をしていきます。