ここ2007年あたりから、スウエーデンの衛生士さんの影響かワンポイントでヘッドが小さく、先が歯の間の面に入りやすくなった、山形カットのスモール歯ブラシを薦める衛生士さんが多くなってきました。
このワンタフト歯ブラシは歯の隣接面を磨くのには普通の歯ブラシよりは、毛先が隣接面に入り込むので、良いのですが、ヘッドが小さいので、すべての隣接面をカバーしてお手入れするのは、大変です。
しかもこれは隣接面の奥のコンタクトや、根元のポケット内をフロスのようにお手入れすることは不可能ですから、さらにすべての隣接面をフロッシングする必要があります。
WFでは、フロスの使い方で、Xアクション法を行って、隣接面の湾曲面もしっかり擦る指導をしていますから、多くの部分では、普通のWFお薦め歯ブラシとウルトラフロスで済み、ケアタイムも3分以内で終了します。
ワンタフトは、フロスでもケアしにくい部位のみにとどめてください。
ケアでの使う道具の優先順位は、第一にフロスがセレクトされ、第二に、ソフト毛のお勧め歯ブラシ、第三に、ワンタフトです。
ライオンウルトラフロス
ワンタフトハブラシ
お薦めハブラシ
ワンタフト歯ブラシでスエーデン式プラークコントロールをしていると
こういう虫歯が出来てしまう?
A) 10代、20代、幼児におけるカリエスリスク発生の
最も多い場所はどこでしょうか?
それは接触点を含めるエリアのコンタクト隣接面です。
①6歳臼歯の近心コンタクトから始まり、
②小臼歯、
カリエスリスクの高い人では、
③犬歯から側切歯のコンタクトエリアも含まれます。
④12歳臼歯の近心コンタクト、
⑤18歳以降の8番の萌出位置により、7番の遠心隣接面もあります。