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歯みがきの頑張り過ぎに要注意

妊娠中に歯が痛くなって、いらっしゃった患者さん。
虫歯の治療はもちろんのこと、歯周病のケアでも熱心に来院されています。
歯ブラシも頑張っているみたいで・・・
赤く腫れて出血しやすい歯肉から、ひきしまったピンク色の歯肉になりました!
ただ、ちょっぴり頑張り過ぎてしまったようです(笑)
歯と歯肉の境目付近の歯肉に擦り傷のようなキズがあせる
これ、歯みがきを頑張り始めた方によく見られます。
炎症のある歯肉は、すぐに出血するので・・・・
最初のブラッシング指導では、
「歯ブラシを当てたり、フロスを通した時に出血するかもしれませんが、悪い血なので気にしないでくださいね」
と説明しているので、擦り傷のせいで出血しても、
「これでいいんだ、がんばろう」
そう思ってしまうんです。
やっぱり、プロの目からこまめにチェックすることは大切です。
キズになっちゃったのは可哀想でしたけど・・・
そこまで頑張ってくれたんだっていうのが伝わって来て、
何だか嬉しくなりました。
そして、ますますその患者さんを応援したいな~って思いました。
みなさんも・・・歯ブラシを当てる時は桃の皮にあてるようなイメージで優しくブラッシングしてあげてくださいね。 
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お口を閉じているとき、舌はどこにありますか?〜

今年から・・・歯医者さん事典をアップして行こうと思います。
今日はその1回目です。
不慣れなので、わかりにくいかもしれませんが、おつきあいくださいね。
お口を閉じている時、ご自分の舌はどこに当たっていますか?
もしかして・・・舌に歯が当たっていませんか?
ドキっとした方、結構いらっしゃると思います。
舌って筋肉の塊なんです~。
焼肉でタン塩を食べた時のことを思い出してみてください。
弾力があって硬いですよね(笑)
人間も同じなんです。
縦、横、垂直って筋肉が組み合わさって舌は成り立っています。
そんな筋肉の塊の舌が、常に無意識のうちに歯に当たっているということは・・・・
けっこうな力で歯を外側に向かって押しているっていうことなんです。
「最近歯が前よりも広がって来たんです。」
「前歯が出て来たような気がするんです。」 

患者さんから伝えることの大切さを教えていただきました〜

昨日いらっしゃった怖がりの患者さん。
初めていらっしゃった時は、本当に歯医者さんが怖くてたまらなかったのですが・・・
妊娠中にも関わらず、本当に頑張って治療に通ってくださいました。
妊娠中に無事治療も終了して、出産後も継続してメインテナンスにいらしています。
妊娠中から気になっていた親知らずとその手前の虫歯があったのですが・・・
授乳も終わったので、いよいよ抜歯することになりました。
抜歯に先立って・・・その手前の歯の状態について確認をしたところ、やはり保存するのは厳しい状況で抜歯の際に移植を行うことになりました。
当院では親知らずの抜歯や移植は専門の先生にお願いしています。
慣れていない先生ということで、やはり不安があったようで・・・
患者さんは「どうしても移植をしないとダメかしら?」とポロッと本音を漏らしました。
そうですよね・・・。
抜歯はすぐに終わりますが、移植となるとその後もしばらく継続して治療が続きます。
不安になるのは当然です。
でも、私はやはり移植をお勧めしました。
なぜなら・・・
今回移植せずに抜歯してしまったら、その手前にあるご自分の歯が不幸にして無くなってしまった場合、入れ歯になってしまうからです。 

幼稚園児のつもりでがんばります!

今日、初診でいらっしゃった患者さん。
入れ歯を作りたいとのことでいらっしゃったのですが・・・
久しぶりの歯医者さんだったらしく、歯と歯肉の境目にプラークや歯石がついていました。
当然、歯肉からの出血もありました。
もちろん、入れ歯を作ることも大切ですが・・・
前回の歯医者さん事典22でお話したように、やはり歯肉の状態を改善していくことが何をおいてもまず必要なこと!
そう言う訳で、患者さんには鏡を見ていただいて、今の歯肉の状態について説明をしました。
今まではあまり、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方についての説明を聞いたことがなかったらしく、とても熱心に聞いてくださいました!
かなり前向きな方で、
「幼稚園児のつもりで一から学びます!」
とおっしゃってくださいました。
患者さんがやる気をだしてくださると・・・こちらもとても嬉しくなります。
ただ、私でも清掃が難しいなと感じる箇所があったので、そういうところは定期的に来院していただいて、ケアして行く必要があるかなと感じました。
そのことをお伝えしようとしたところ、患者さんの方から、
「今までは痛くなったら歯医者さんに行っていたけど、これからは美容院に行くような感じで定期的に来ようと思っているんです。」
とおっしゃってくださいました!
そう、これこそが私が目指しているところ。
痛くなくても定期的にケアをして、健康な状態を維持して行く。
私が説明する前に、患者さんが自ら気づいてくださって、さらに嬉しくなりました。
今日は初日なので、スタート地点です。
この素敵なモチベーションが維持していけるように・・・
私たちもがんばっていこうと思います。 

神経を抜いた歯が痛いとき〜歯の根の先に膿の袋が出来たとき

前回の歯医者さん事典では、神経を抜いた歯には知覚が無いので、虫歯が進行しても気づかないというお話をしました。
じゃあ、神経を抜いたら歯が痛くなることは無くなるの?
そう思う方もいらっしゃるのではないかと思います。
神経を抜いた歯なのに、痛みが出た・・・
そうおっしゃって来院される患者さんも多いです。
あれっ?知覚が無いのに?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
神経を抜いた歯が痛くなる原因は主に3つくらいありますが、最も多いのは歯の根の先に細菌が感染して炎症を起こしてしまった場合です。
今日は、このことにフォーカスしてお話します。
歯の根の先に細菌が感染すると・・・
長い年月をかけて、じわじわと歯の根の周りの骨を破壊して膿の袋をつくります。
疲れたときや体調が悪い時に何となく違和感があったり、痛みを感じたりするのですが、普段はそれほど気にならないので、知らないうちに病巣が広がっていきます。
それが、ある日突然、ズキズキと痛くなって来院!
これは、患者さんもかなり痛くて辛そうです。
例えば、皮膚のところが感染して水泡や膿の袋ができたとしても、皮膚が風船のように伸びてくれます。
でも、歯の根の周囲は硬い骨に囲まれているので、根の先にできた膿の袋がパンパンになっても膨らみきれないのです。
根の先は骨に囲まれているし、上の方は金属の被せもので蓋をされている状態・・・
内圧が高まって、ますます痛みが大きくなります。
こういう時は、上の絵のように銀歯を外して古いお薬をとって、膿が外に出れるように解放してあげると楽になります。 

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