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歯ブラシ圧、強すぎませんか?

毎日の歯ブラシ・・・どれくらいの力で当ててますか?
このところ、立て続けに歯ブラシの頑張り過ぎで歯肉を傷つける患者さんがいらっしゃったので、今日は歯ブラシ圧についてのお話をします。
一番多いのが・・・歯医者さんでお口のケアについて色々と教えてもらって、よし!やろう!とやる気になった時に頑張りすぎてしまうパターン。
歯ブラシをする時に力が入り過ぎてしまうみたいです。
歯肉炎や歯周炎になると歯肉から出血しやすい状態になっているので、歯ブラシを当てたり、デンタルフロスや歯間ブラシを使った時に出血します。
この出血が怖くて歯磨きを止めてしまうと、プラークはついたままですから歯肉の炎症は改善されません。
そのため、患者さんには出血しても清掃していきましょうとお話しています。
ところが!!
力を入れ過ぎてしまって、擦り傷みたいに歯肉が擦り剥けたために出血してしまったのを、これは悪い出血だから頑張らねば!!!とさらに必死になってゴシゴシしてしまう方が時々いらっしゃいます。
時々・・・というか、実はけっこういたりします(笑)
歯肉の炎症による出血と擦り剥けてしまったための出血の見分け方について、まず説明しますね。
歯肉の炎症による出血は、赤黒い色をしていてどちらかというとドロっとした感じで、歯と歯肉の境目からじんわりと出て来ます。
擦り剥けてしまった時は・・・まずその出血したところの歯肉を見てみると、健康な歯肉の一部が擦り剥けて傷がついています。
たいていは・・・・ 
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古いプラークと新しいプラーク

実は歯肉の状態だけでなく、プラークを見ただけでも歯磨きをサボっていることは分かってしまいます。
今日は、そのことについてお話しますね。
みなさんはあまり意識していないかもしれませんが・・・
私たちが見ると、新しいプラークと古いプラークって明らかに違うのです。
新しいプラークは量も少ないですし、柔らかいので、わずかな力で取り除くことができます。
それに対して、古いプラークは新しいプラークに比べると量も多いし、硬くて、歯にこびりついていて、清掃しにくいな~と感じます。
心電計
歯石の一歩手前って感じです。
食事の後、たまたま時間が取れなくって歯磨きができなかったりすると、歯を舌で触るといつもよりもザラザラして気持ち悪い・・・そんな経験はありませんか??
そんな時に歯磨きをすると、なんだかいつもよりも汚れが落ちにくいなと感じます。
たった数時間でも清掃しないでいると、プラークは堆積して硬くなってしまうのです。
プラークは細菌の塊なので、1個が2個、2個が4個、4個が8個、8個が16個・・・というように倍数的に増えて行ってしまいます。
歯磨きしないで放置すればするほど、スゴイ勢いでプラークが増えていくということなんです。
しかも、硬くなっているので落としにくい・・・
そんな状態ですので、古いプラークは見るとすぐに分かります。
歯磨きをサボっていることは、こんなところからもバレちゃっているんです(笑)
毎日のケア・・・習慣になっていないとやはり面倒なことだと思います。
けれど、面倒くさいな~と思って歯磨きしないでいると、汚れが落としにくい状態になってしまって、せっかく歯磨きしても何だか綺麗になった気がしない→やる気がなくなる→さらに汚れがたまる・・・という悪循環になってしまいます。 

歯の根を1本だけ抜くってどういうこと?〜

歯の根を分けて歯を残すことについてお話しました。
今日は歯の根を1本だけ抜くことについてお話ししますね。
歯の根が2本ある下の奥歯や3本ある上の奥歯・・・
そのうちの1本の根が割れてしまったり、虫歯が深くて残せない状態でも、他の根が無事な場合は残せない根だけを抜歯することがあります。
少しイメージできましたか??
1本抜いた後はどうやって歯を被せていくのかというと・・・
下の歯の場合はお隣の歯とつなげてブリッジにすることが多いです。
(*その方の残っている歯の状態によって変わります)
上の歯の場合は、2本の根っこの上に歯を作って被せます。
根っこが1本無くなっている分、残っている歯に負担はかかってしまいますが、全て無くなってしまうよりは良いですよね。
昨日、このことについて予告したら、さっそく読者の方からメッセージが!
過去に歯医者さんで歯の根を1本抜くと言われたそうなのですが、やはり不安だったのか躊躇して今に至っているとのこと・・・。
どういうことをするのか分からないと、不安になってしまいますよね。
当院の患者さんでも、同じような方がいましたが、説明してもイメージがわかなかったみたいで、実際に根を抜いた状態を見て、初めて理解できたとおっしゃっていました。
今日のブログを読んで少しでも不安が払拭されたら、すごく嬉しく思います。 

歯医者さん事典60〜絶対に使って欲しくない歯磨き剤があります〜

「歯磨き剤ってどんなのが良いのでしょうか?」
患者さんから良く受ける質問です。
ドラッグストアーなどに行くと、色んな種類の歯磨き剤が売っているので迷ってしまいますよね。
歯科医院で取り扱っている歯磨き剤はそれぞれに特徴があるので、患者さん一人一人の状態に合ったものをご紹介していますが、正直、市販の歯磨き剤はそれほど大きな違いはないんです。『歯科用ルーペ
ただ、これだけは使わないで欲しい!というものはあります。
それは、目で見て分かるようなつぶつぶの粒子が入っている歯磨き剤です。
つぶつぶの粒子の入っている歯磨き剤。
使用感はスッキリするのですが、実はこれ・・・かなり危険なシロモノなのです。
このつぶつぶ粒子入りの歯磨き剤を使用している患者さんのお口の中を見ると、このつぶつぶが残っているのですぐに分かります。
「もしかして・・・○○○○、使っています??」とお聞きすると、患者さんは「どうして分かったの?」とビックリした顔をします(笑)
このつぶつぶ・・・歯と歯肉の境目にいっぱい入り込んでいるんです。
歯と歯肉の境目のあたりに白い粒子が透けて見えて、そこを歯周ポケットを探る道具で触ると白い粒子が歯と歯肉の境目からいっぱい出て来ます。
この絵と似たような絵を見た覚えはありませんか?
そうなんです。 

歯の被せ物や詰め物ができるまで

歯医者さん事典、昨日は型取りの重要性についてお話しました。
型取りのお話をしてから、ハッと気づいたのですが・・・
そもそもどんな順番で被せ物が作られるのか?について、お話していなかったですね。
今日は被せ物や詰め物ができるまでの、大まかな流れについて話していこうと思います。
生体モニター
①虫歯をとって補強して・・・歯の形を整えたら型を取ります。
②お口の型をとったら、石膏という材料を使ってお口の模型をつくります。
模型ができたら、それを技工士さんに渡します。技工士さんはその模型上で被せ物や詰め物を作っていくのですが、これからの工程がまた大変です。今回は金属で出来た詰め物や被せ物を作る工程を例に説明します。
③お口の模型の歯に合わせて、詰め物や被せ物をワックス(ロウ)で作ります。
④そのワックスで出来た詰め物や被せ物を金属に置き換えて・・
⑤出来上がった金属を模型に戻して噛み合わせの調整をして、形を綺麗に整えてピカピカに磨いたら完成です。
本当はもっと煩雑な作業があるのですが、今回は省略します。
それでも、かなり複雑な工程だということが分かるかと思います。
完全オーダーメイドなのです。
ですので・・・よく型を取ったら来なくなっちゃう患者さんがいるのですが、すごくもったいないなあ~って思います。
あなたのために作った被せ物や詰め物は、他の人にピッタリ合うことは決して無いのです。
もしも・・・このブログを読んでいる方で、型を取ってから歯医者さんから遠のいちゃった・・という方がいらっしゃったら、ぜひ歯医者さんに行ってくださいね。 

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